報 告




 第31回大分緩和ケアの夕べ

日   時  : 平成22年1月20日(水)
場   所  : 大分アステム 4階大会議室
参加人数 :  



 【 講演内容 】

『がん患者の在宅緩和ケアについて』

演者: 小野 幸代氏 (福岡県看護協会 訪問看護ステーション「くるめ」)

座長: 生野 秀子氏 (大分赤十字病院 訪問看護ステーション 課長訪問看護認定看護師)


 【 講演要旨 】

 日本では約3人に一人ががんで亡くなっており、多くの方ががんの終末期を迎えている。 この患者さんの最後の願いとして、住慣れた自宅へ帰りたいと願う人は多い。2008年の統計によると、約6割の方がいずれかの時期には病院より在宅を希望している。 しかし、現実では日本では約6%が自宅で最後を迎えているに過ぎない。これには、在宅へ向けての種々のバリアーがあり、在宅での療養を行う場合の種々の問題点がある。
 今回、訪問看護ステーション「くるめ」の小野 幸代さんは、第一線で久留米市で熱心に在宅医療を行っている訪問看護師さんであり、久留米市での在宅医療、介護の現状や問題点を講義していただくこととなった。小野さんは常々“訪問看護は楽しい”っといつも言っているかたである。
 時代の要請で、病院から在宅へという傾向が今後もますます増加すると思われる。 医師、看護師、薬剤師、MSW,OT,PTさんなど、がん患者さんに対応する医療者にとって、とても有用で重要なお話が聞けますので、多数の方の参加を希望いたします。